アフターケア事業「ゆずりは」

ゆずりは 高橋亜美より皆様へメッセージ

新型コロナウイルスが発生する前から
DV、虐待、生活困窮などで
自分が暮らす家、親との関係
家族との関係、パートナーとの関係が
苦しくて、不安でいっぱいのなか
それでもなんとか
生きてきたひとたちがいる。

お家にいると眠れなくて
学校の保健室でやっと安心して眠れる子どもがいる。

学校給食だけで、お腹を満たしている子どもがいる。

家にいても、家族から一言も声をかけられない子どももいる。

家が怖いと感じながら生きている子どもがいる。

家から出られないこと
家以外の居場所(学校、児童館、子ども食堂、民間の支援機関など)が
一時的に閉鎖されてしまうことは
息つぎできる機会をも
失っている状態になっている。

家庭という密室で
支配や暴力はエスカレートする。

感染者、死亡者の数が、毎日のように報道されて
コロナがもたらす社会危機を前にすると
自分一人が抱えている「苦しみ」や「痛み」なんて
とてもちっぽけなものに思えてしまう。
思い込まされてしまう。
家のなかでどんなに苦しくても
今はとにかく我慢しなければならない時だと思ってしまう。

そして、「助けて」の声を
自分自身で押し潰してしまう。

「命と健康を守るため」という言葉で
声なき声をかき消すような社会であってほしくない。
安心して「わたしの不安」を
声にできる社会であってほしい。

不安は外に出せないままでいると
どんどんふくらみ
出せないままの不安は
不満や怒りや苦しみになっていく。
自分や大切なひとを責めたくなったりもする。

でも、不安を言葉にしたり、声に出せたら、そこから生まれるアイデアがきっとある。

ウイルスで命が奪われることも
支配や暴力によって
人の尊厳や命が奪われることも、奪うことも
全力で防ぎたいし
できる社会であってほしい。
私たちは、そのためにできることを考えて行動していきたい。

 

おうちが苦しい場所になっているあなたへ

「苦しい」「逃げたい」「こわい」「助けて」「おなかすいた」「学校行きたい」「学童行きたい」  「友達に会いたい」「家にいたくない」って伝えていいよ。伝えてね。

あなたが安心できるひとに伝えてほしい。
友達、先生、近所のひと、ピアノの先生、卒園した幼稚園や保育園の先生、友達のお母さん、、、
ひとりでも、
このひとになら伝えられる!ってひとの顔がうかぶといいな。

あなたが「伝えてはいけない」と思ってしまっている苦しい気持ちを伝えてください。

あなたと一緒に、あなたの安心と命を守りたい大人が必ずいるよ。

苦しいを伝えることは、
迷惑をかけることじゃないよ。

あなたが伝えてくれた苦しみから、
大人たちが気づかせてもらえることが、
たくさん、たくさんあるよ。

あなたが伝えてくれた言葉が、叫びが、
大人たちに勇気とアイデアをもたらしてくれるよ。

伝えてほしい。
伝えてください。
あきらめず。

アフターケア相談所ゆずりは  高橋亜美